美しい月の呼び名について

ごきげんよう!スマイリー平野😊です。

いつも笑顔会ブログをご覧いただきありがとうございます。


日本チームの快進撃もありラグビーワールドカップが盛り上がっていますね。試合も見ごたえがありますが、野獣のようなワイルドな選手がノーサイドの後に垣間見る紳士的な振舞いに感動を覚えます。また、各地での「おもてなし」がインターネットでも多く流されています。来年のオリンピック・パラリンピックの成功にも繋がれば嬉しいですね。


 さて、秋は夜空に冴え冴えと輝く月を慕う季節です。過ぎてしまいましたが旧暦8月15日(新暦で今年は9月13日)の夜は、月を愛でる十五夜のお月見の日でした。ススキの穂を稲に見立て、満月のような月見団子とともに供えて、稲穂の成長を感謝するとともに豊作を月に祈りを捧げる行事です。そして、中秋の名月を眺めたら、旧暦9月13日(新暦で今年は10月11日)は、十三夜の名月を楽しむのが風流とされていました。どちらかを見逃すのは「方見月」(かたみづき)といって野暮なこと、2つの月見は、男女が一緒に見る約束をする恋のイベントだったそうです。英語にもハネムーンという言葉がありますね。


 日本には30日周期の月の姿(月齢)にも次のようにロマンチックな和名が付けられています。

月齢1日を新月 ・・・ 見えない月

月齢2日を二日月 ・・・ ごく細い月

月齢3日を三日月 ・・・ 夕方、西の空に見え始める月

月齢7日を上弦の月(じょうげんのつき) ・・・ 月が満ち始め、弓の弦が上になるように見えるので

月齢10日を十日月(とおかづき) ・・・ 少し膨らんだ月

月齢13日を十三夜月(じゅうさんやづき) ・・・ 満月と並ぶ名月

月齢14日を待宵の月(まつよいのつき) ・・・ 翌日の満月を楽しみに待つという意味です

月齢15日を十五夜(じゅうごや) ・・・ 満月

月齢16日を十六夜(いざよい) ・・・ 「いざよう」とは「ためらう」の意。満月より遅く昇る月がためらっているように見えるので

月齢17日を立待月(たちまちづき) ・・・ 月はまだかと立って待ったので

月齢18日を居待月(いまちづき) ・・・  月の出を座って待ったので。

月齢19日を寝待月(ねまちづき) ・・・  月の出を待ち疲れて寝て待ったので。

月齢20日を更待月(ふけまちづき) ・・・  夜が更けてから昇るので。

月齢23日を下弦の月(かげんのつき) ・・・  月が欠けていくときの半月。

月齢26日を有明の月(ありあけのつき) ・・・  夜明けの空に登るので。

月齢30日を三十日月(みそかづき) ・・・ 別名、月隠(つきごもり)が転訛して「つごもり」とも言います。


 テレビもインターネットも無かった時代。キンモクセイの香りに虫の音のBGMと日に日に姿を変える月を眺めてロマンチックな秋の夜長を過ごしたのでしょうね。文章を書きながら夜空の向こうに明日が待っているというスマップの歌を思い出しました。


 来週の金曜日(10月11日)は、十三夜の月です。是非、楽しい計画を立ててみてください。それでは、今夜のサモア戦の勝利を願って、ごきげんよう、さようなら。

笑顔会《えがおえ》

株式会社マルタマフーズの学校給食部門で 働くスタッフから成るクラブです。 私たちの活動の目的は、『食を通して共に働く 仲間と関わる地域の皆さんを笑顔に』です。 地域社会が抱える様々な問題解決の 一助になれれば幸いです